「山手線占い」がパワーアップ

新山手線占いのベースは占星術です

「宿曜占星術」は、唐で完成したと伝えられ、弘法大師・空海が翻訳した宿曜経を密教徒などが研究した占星術で、道教の概念も取り入れられています。月の周期（白道）を二十七の宿（カテゴリー）と、宿道十二宮（黄道十二宮に近似）に分けて、月の状態によって人の性質や吉凶を占います。智慧の菩薩である、文殊菩薩が二十八の宿をつくり、暦（旧暦）を完成させたと伝えられます。二十八宿から牛宿を除く二十七宿で占うことが多いです。太陽の運行を中心として黄道十二宮を配する西洋占星術とは対照的です。
「紫微斗数占星術」は、中国の宋の時代に、仙人の陳希夷（ちんきい）が作りました。占いの内容によって、生年月日時を用いた推命、占断時間を用いた卜占を使い分け、命盤を作成して、運勢を判断します。人の運勢を十二宮（１２カテゴリー）に分けて、それぞれの宮に入った十四個の星の性質で運命を判断します。西洋占星術のホロスコープみたいなものです。 占いの内容は、「意中の人に好かれるために何をすればいいのか知りたい」、「私はどう思われているのか知りたい」、「私の恋人になる異性はどういう人物か知りたい」などを占うのが得意です。